インドに行かなくてもカレーは作れます。
ひとつめの理由は、通信販売が発達して、材料が入手しやすくなったこと。
ふたつめの理由は、レシピ本がたくさん出版されて、作り方の情報の入手が楽になったこと。
中でもおすすめのレシピ本を紹介します。
『ラジさんちのインドカレー』 RAJI著 枻(エイ)出版社
おすすめのポイント
気楽においしくできるのがいい。
うまく説明できなくて申し訳ないのですが書きましょう。
カレーを頻繁に作るようになって、ある時、なぜかおいしく感じられなくなりました。
作ったカレーを食べてみても、なにかが足りない、おいしさが足りないように思われるのです。
スランプといわれる状態になりました。
その頃よく使っていたのが、ナイル善己さんのレシピ本だったのですが、思い切ってそれをしまい込んで、その頃たまたま手に入れたこちらのレシピ本にしました。
『ベジタブル、シーフード、ミート・・・ なにしろカレーばっかりの本 プリなどサイドディッシュも満載』
『カレーは世界一カンタンな料理』
『インドカレー、ここに極まる。』
表紙にも背表紙にもあおり文句がいっぱいなのですが、『世界一カンタンな料理』につられたのかもしれません。
作ってみると「あれ?」と拍子抜けするほどあっけなくできます。
そして、おいしい。家族にも好評です。
しばらくの間こちらで作ったあと、もとのレシピのカレーを作ってみました。
満足いくカレーができました。
理由はわかりません。けれども、スランプ状態の私を助けてくれたレシピ本です。
残念なのは既に絶版で新書が手に入らないことでしょうか(2024年3月現在)。
でも、中古でも手に入れる価値のあると思います。
おすすめの料理
フィッシュマサラ(めかじきのカレー)(38ページ)
めかじきのカレーとついていますが、めかじきであってもなくても、たいていの魚でおいしくできるのではないかなあと思います。
このページの冒頭の写真ではサバで作りました。
問題なくおいしく出来て家族にも好評でした。
何度もいって申し訳ないですが、スパイスの数も量も少なく、手順も多くないのに、なぜおいしく作れるのでしょう?
著者に失礼ですが、毎回作るたびに不思議に思っています。
著者
ラジ
サンダール”シェール・ジャング・バハドゥール”シング。通称「ラジさん」。1963年ニューデリー生まれ。1984年、ラジさん21歳のときにアメリカに行く途中来日する。いったんアメリカに行くもののすぐ日本に戻る。以来日本在住。貿易商として活躍するかたわら、青山にインド・レストラン「ゴングル」を開店したのは1993年のことである。
『ラジさんちのインドカレー』著者紹介より
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