【徹底レビュー】アタナミルチを食べてみた!【選ばれし者のための美味】

ピクルス紹介

アタナミルチ(Athana Mirchi)をご存じでしょうか?

インドはラジャスターン州のピクルスで、唐辛子をマスタードで漬けたものです。

あまり買おうという人がいないからでしょうか、日本では多く流通してはいません。

けれどもカレー好きとしては気になるので、思い切って手にいれてみました。

おそろしく辛いですが、辛いものが好きな方には強くおすすめします。

むしろ辛いものが好きな人には挑戦してほしい味です。

  • ズボラ主婦(50代)
  • 「簡単」と書かれていても、ついもう1段階手抜きをする
  • 今までで1番多く作った料理はカレー
  • カレーは作るのも食べるのも好き
  • 夫は全人類10%内にはいる辛いもの好き

アタナミルチってなに?

アタナミルチ(Athana Mirchi)について説明をします。

インド北西部ラジャスターン州(Rajasthan)のピクルスです。

アタナ(Athana)はヒンディー語でアチャールのことで、つまりはインドの漬物のことです。

ミルチ(Mirchi)はヒンディー語で「唐辛子」を意味します。

つまりアタナミルチを日本語に訳すと「唐辛子漬」でしょうか。

アタナミルチの原材料

原材料:青とうがらし、漬け原材料(マスタード、食塩、フェンネル、マンゴー、綿実油、ターメリック、フェヌグリーク)/クエン酸

世界で一番辛いものは唐辛子かマスタードかというのは、なかなかの論争になると思うのですが、その唐辛子をマスタードで漬けてしまうとは「その発想はなかった」と感心するしかありません。

買って食べるのにもちろん勇気がいりますが、まず作るのも勇気がいるのではないかと想像します。

マークがあるように、食品安全基準を満たした、ハラール(イスラム教の食事制限)で、ヴィーガンにもベジタリアンにも対応した食品です。

うっかり上記のような食制限のある人に出しても大丈夫です。

アレルギー28品目もふくまれていません。

現在、特定原材料等は28品目あり、えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンが挙げられています。

消費者庁

アタナミルチの見た目

フタを開けると上の写真のような様子です。

マスタードの風味がたち上ってきます。

瓶から出すとこのような状態でした。

唐辛子の大きさはオクラと同じくらいです。

ふんだんなマスタードシードに、オクラ大の唐辛子が浸かっていました。

アタナミルチはどんな味?

とにかく辛いです。

唐辛子とマスタードという、辛さの2大巨頭ががっちり共演しているのですから当然といえば当然ですが、とにかく辛いです。

塩からさは感じません。塩気はほどよいくらいです。

酸味もあまり感じません。

苦みもあまり感じません。フェヌグリークが入っているのですが、時に風味を感じるほどで、苦みになるほどではないようです。

甘みはありません。敏感な人ならば唐辛子のむこうに遠く感じるものがあるのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。

油っぽさもありません。

アタナミルチのメリットデメリット

メリットデメリット
からいからい
ハラール対応唐辛子の軸が時にかたい
ベジタリアン対応瓶により辛さにばらつきがある
ヴィーガン対応あまり流通していない

アタナミルチの良いところはとにかく辛いことです。

アタナミルチの悪いところもとにかく辛いことです。

カレーなどに辛さがほしいとき、皿につけあわせるにはたいへん頼もしい存在です。

カレーではありませんが、イワシ料理に添えると非常においしくなりました。

サバでカレーを作ったときには、むしろアタナミルチを添えたくなりました。

アタナミルチは臭みのある魚との相性がよいようです。

ハラール(イスラム教の食事制限)、ベジタリアン、ヴィーガン対応なので、うっかりそんな方々に出しても安心です。

唐辛子の軸が時にかたい繊維質なので食べにくさを感じます。

辛いので、まるまる一口で食べられる唐辛子ではありませんが、軸はいちいちとって食べるのがよさそうです。

また、瓶によって味にばらつきがあります。

瓶ごとの辛さのばらつきの理由が、唐辛子由来なのか、瓶の保存状態によるものなのか、他いろいろなのかはわかりませんが、残念ながらばらつきがあるのは確かです。

1つめに買った瓶はとにかく辛くて、夫も私も涙や鼻水とともに食べたのですが、2つめの瓶の辛さはさほどでもありませんでした。

辛いものが好きな夫は2つめの瓶には食指が動かず、むしろ私のほうがバクバク食べています。

涙や鼻水も、まったく出ないとはいえませんが、あまりでません。

夫の辛いもの好き度は「全人類の10%以内」と豪語するほどですが、そんな彼は1つめの瓶はガツガツ食べていました。

「全人類の10%以内」とは相当な辛いもの好きです。【選ばれし者】と言えましょう。

アタナミルチの鮮烈な辛さは、そんな【選ばれし者】のためにあるのかもしれません。

我こそは10%以内の辛いもの好きである【選ばれし者】であるという方には、ぜひ挑戦していただきたい。

けれども【選ばれし者】のための食べ物であるアタナミルチは、手に入れるのにちょっとした試練が必要です。

日本ではあまり流通しておらず、気軽にそのへんのスーパーでは買えません。

通販をおすすめします。

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アタナミルチの秘密

日本で流通しているアタナミルチの材料は青い唐辛子です。

ですが、世の中には赤い唐辛子で作られたアタナミルチもあるようです。

赤いものは青いものより辛いのでしょうか?

タバスコの赤と緑のように、辛さの質が違うのでしょうか?

唐辛子と同じナス科トウガラシ属のピーマンが赤く熟すと、むしろ甘みが出るのですが、赤い唐辛子のアタナミルチはいっそ甘いのでしょうか?

機会があったら、勇気を出して挑戦してみたいです。

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