【徹底レビュー】マンゴーピクルスを食べてみた!『いわば種つき梅干しかなあ?』

ピクルス紹介

マンゴーピクルス(Mango Pickle)をご存じですか?

好き! カレーに添えてあるジャムみたいなやつ!

いや、それはマンゴーチャツネですね。チャツネは私も好物ですが、ピクルスはそれとは違います。

チャツネには甘みがありますが、このピクルスは甘くありません。辛いです。

しかしその辛さ以上に、仕様に驚きました。

マンゴーの種の殻が入っているのです!

そんな仕様なので夫には非常に不評なのですが、私はなんだか気にいっています。

  • ズボラ主婦(50代)
  • 「簡単」と書かれていても、ついもう1段階手抜きをする
  • 今までで1番多く作った料理はカレー
  • カレーは作るのも食べるのも好き
  • 夫は全人類10%内にはいる辛いもの好き

マンゴーピクルスってなに?

マンゴーピクルスについて説明します。

インド北西部ラジャスターン州(Rajasthan)のピクルスです。

ここでラジャスターン州の特徴をすらすらと述べられればいいのですが、申し訳ない、わかりません。

北西部だから南部ほど暑くはないのかな? 

インドはヒンドゥー教徒の多い国だけれどもラジャスターン州はイスラム教との接触も深いので(戦争したり王族が結婚したりしていたらしい)、イスラム文化の影響も強いのかなと想像します。

そんなラジャスターン州のスタイルのマンゴーピクルスです。

マンゴーピクルスの原材料

原材料名:マンゴー、漬け原材料(食塩、綿実油、マスタードオイル、赤とうがらし、マスタード、フェヌグリーク、フェンネル、アサフェティダ、ターメリック)/酢酸

マークがあるように、食品安全基準を満たした、ハラール(イスラム教の食事制限)で、ヴィーガンにもベジタリアンにも対応した食品です。

うっかり上記のような食事制限のある人に出しても大丈夫です。

アレルギー28品目もふくまれていません。

現在、特定原材料等は28品目あり、えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンが挙げられています。

消費者庁

フェヌグリーク(フェネグリークともいう)とはクセのあるスパイスです。

冷めるとむしろ甘みを感じるのですが、熱いときにはとにかく苦いです。

エキスはたばこや模造メープルシロップに香料として使われるといいます。

アサフェティダとは別名ヒングです。

アギ(阿魏)という和名のセリ科の植物からとれる樹脂を固めたスパイスで、その強烈なニオイから「悪魔の糞」という呼び名があるほどです。

マンゴーピクルスは、辛さを感じるクセのあるにおいではありますが、臭くはありません。

安心してフタをあけましょう。

マンゴーピクルスの見た目

見にくい写真で失礼。

もりもり食べちゃったので、底のほうにしか残っていなかったのです。

このような見た目をしています。

マンゴーがまだ青いうちに種ごと砕いて漬けたもののようです。

種の殻が入っています。

マンゴーの中に平たく種があるのを、食べたときに見たことがあると思いますが、あの種を包んでいるかたい殻が入っているのです。

初めてふたを開けた時、すぐ現れたのが種の殻でした。

スプーンがぶつかるかたい感触があったことを覚えています。

ちょっと毛の生えたようなかたい殻を見たときには「インドはおおらかだから、殻をいれてしまうミスもあるのだろう」と思いました。

ところが、つぎつぎに殻が現れるのです。

掘っても掘っても殻が出てきます。

どうやら、殻ごと漬けるのがマンゴーピクルスの標準のようだと悟りました。

マンゴーピクルスはどんな味?

種の殻が入っています。

甘いとか辛いとかいうより先に種の殻が入っていることを言わなければなりません。

辛いので食べると鼻水が出ますが、涙がでるほどではなく、アタナミルチほどではありません。

塩辛さはふつうです。

苦みがないとはいいませんが、おいしいと感じる中に苦みがあるというくらいです。

甘みはありません。マンゴーときくとつい甘いと思うかもしれませんが、甘みはありません。

敏感な人ならば、遠くに甘みを感じるかもしれませんが、私にはわかりませんでした。

酸味もまったくないとはいいませんが、あまりありません。

油っぽさもありません。油ははいっていますが、油っぽさを感じるほどではないです。

マンゴーピクルスのメリットデメリット

メリットデメリット
なんか面白い食べにくい
ハラール対応口中をケガするおそれがある
ベジタリアン対応ヘリがはやい
ヴィーガン対応あまり流通していない

種の殻が入っているので、非常に食べにくいです。

かたい殻を無造作に口に入れてしまうと、ケガをするおそれがありますし、現に夫が口の中を切りました。

切ったあとに辛いペーストが染みるので、なかなかのダメージだそうです。

想像ですが、インド式に手で食べるならば、口に入れる前に殻が入っていることがわかるので、ケガも防げるのではないでしょうか。

日本でいうと、梅干しに近いかと思います。

梅干しに種が入っていても、怒る人はあまりいないでしょう。

梅干しには種があるものだからです。

それと同じに、このマンゴーピクルスも「殻が入っているもの」とインド人には認知されているのかもしれません。

殻が入って食べにくいことや、口をケガするかもしれないことを、エンタメとして楽しむことができるならば、このマンゴーピクルスは面白い食べ物です。

私は面白く思えるのでこのマンゴーピクルスが好きですが、夫の評価は口をケガしたこともあってかかなり低いです。

夫の満足する辛さには足りないのも評価の低い理由かもしれません。

そして、食べられない種の殻がかなり入っているので、このマンゴーピクルスのヘリははやいです。

アタナミルチほどではないですが、流通もあまりしていません。

気軽にそのへんのスーパーでは売っていないので、通販をおすすめします。

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マンゴーピクルスの注意点

マンゴーピクルスには種類があるようで、別のマンゴーピクルスも販売されています。

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こちらのマンゴーピクルスには殻が入っておらず、ご紹介したマンゴーピクルスより塩気が強いように感じます。

瓶によるかもしれませんが、油っぽさも感じるかな?

ともあれ、メーカーもちがう、別物です。

ご紹介したのは1瓶300グラムで、別物のほうは400グラム入りです。

どうせなら多いほうがいいという気持ちはわかるのですが、殻いりのマンゴーピクルスを楽しみたいならば、まちがえないようにしましょう。

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