【徹底レビュー】グンダピクルスを食べてみた!『よくわからない味』

ピクルス紹介

グンダピクルス(Gunda Pickle)をご存じでしょうか?

グンダという植物の実を漬けたピクルスです。

グンダという馴染みのない植物についてもさりながら、漬けてある実の味についてもなかなか説明が難しいピクルスなのです。

難しいのですが、どうにかグンダピクルスについて説明を試みました。

グンダピクルスについて、なにかしら伝わったならば嬉しいです。

  • ズボラ主婦(50代)
  • 「簡単」と書かれていても、ついもう1段階手抜きをする
  • 今までで1番多く作った料理はカレー
  • カレーは作るのも食べるのも好き
  • 夫は全人類10%内にはいる辛いもの好き

グンダピクルスってなに?

グンダピクルス(Gunda Pickle)の説明をします。

文字通りグンダという植物の実を漬けたピクルスです。

ではそのグンダという植物はどんなものかというと、学名コールディア ディチョトーマ(Cordia dichotoma)という木で、グンダ(गुंदा gunda)とはグジャラート語での名前です。

和名ではカキバチシャノキといい、日本では沖縄、世界では台湾やインド、アフリカなどの熱帯や亜熱帯でみられる植物です。

味は・・・・・・というと、非常に難しいのですが、どうにか説明をしてみましょう。

グンダピクルスの原材料

グンダ、漬け原材料(食塩、綿実油、マスタードオイル、フェンネル、赤とうがらし、マスタード、アサフェティダ、フェヌグリーク、ターメリック)/酢酸

マークがあるように、食品安全基準を満たした、ハラール(イスラム教の食事制限)で、ヴィーガンにもベジタリアンにも対応した食品です。

うっかり上記のような食制限のある人に出しても大丈夫です。

アレルギー28品目も含まれていません。

現在、特定原材料等は28品目あり、えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンが挙げられています。

消費者庁

アサフェティダとは別名ヒングです。

アギ(阿魏)という和名のセリ科の植物からとれる樹脂を固めたスパイスで、その強烈なニオイから「悪魔の糞」という呼び名があるほどです。

フェヌグリーク(フェネグリークともいう)とはクセのあるスパイスです。

冷めるとむしろ甘みを感じるのですが、熱いときにはフェヌグリークはとにかく苦いスパイスです。

フェヌグリークのエキスは香料として、たばこや模造メープルシロップに使われるといいます。 

フェネグリークもアサフィティダもマンゴーピクルスに入っていますが、記入されている順番が違うので、入っている割合に違いがあるのですね。

原材料の表記は重量順に表示するのが原則です。

JAS法に基づく加工食品品質表示基準(以下、「加工品表」という。)により、原材料名は、使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則。

厚生労働省

グンダピクルスの見た目

ちょっと食べたあとの瓶で失礼。

フタを開けると上のような状態です。

グンダの実はこのようなものです。

大きさにはばらつきがあって、手の親指一節分のものから、小指一節分のものまであります。

手のどれかの指一節くらいとすればイメージしやすいでしょうか。

実の中にはこのような種が入っています。

サクランボの種が入っているのと同じ状態です。

マンゴーピクルスのようにかたい種殻が入っているわけではなく、1個の実の中に1個の種が入っているので、かたいもののありかがわかりやすく、食べやすい状態です。

グンダピクルスはどんな味?

非常に説明の難しい味です。

まずグンダそのものに味の特徴がありません。

甘みはありません。

酸味もありません。

風味も特に感じません。

梅ならば酸味があります、オリーブならば風味を感じます。

けれどもグンダには味も風味も感じないので、いいようがないのです。

グンダの皮の感触はあります。

厚くて食べにくいこともなく、不快なわけでもない、普通の皮の食感です。

すると、味は漬け材料からのものになりますが、まず伝えるべきは辛いことです。

アタナミルチほど涙のにじむ辛さではなく、時々鼻水がでるかなあという辛さです。

塩からさはありますが、不快なほどではありません。

苦みや渋みもありません。フェヌグリークやアサフェティダが入っていますが、風味程度と思われます。

油っぽさはあります。

瓶によるかもしれませんし、油臭いこともありませんが、人によっては油が多いなあと感じるかもしれません。

グンダピクルスのメリットデメリット

メリットデメリット
白ご飯にもあわせられる味にヘンがない
種のありかがわかるので食べやすい人によっては油っぽさをおぼえる
ハラール対応あまり流通していない
ベジタリアン対応
ヴィーガン対応

おかずに辛さが足りない時、白いご飯にあわせてグンダピクルスをいただきました。

カレーでなくとも「ご飯のおとも」として、グンダピクルスは白いご飯にあわせられます。

私はまだためしていませんが、輸入会社のサイトには豆腐とあわせる例がのっています。

なるほど、グンダピクルスは冷や奴や湯豆腐にあわせてもおいしそうです。

マンゴーピクルスの種の殻で口をケガした夫は、種入りでもグンダピクルスはかまわないと言います。

グンダの実の中にあるのですから、種のありかがわかりやすくて、食べやすいからです。

ただ、グンダの実そのものに味を感じないので、グンダピクルスはヘンのない味をしています。

味のエンタメというか、味わう愉しみというかは、グンダの皮の食感のみといえるでしょう。

瓶によるかもしれませんが、油が多めなので、人によっては油っぽさを覚えるかもしれません。

グンダに馴染みがないせいか、あまり流通していないので、通信販売をおすすめします。

グンダピクルスの謎

グンダをなぜ食べようとしたのかがわかりません。

甘いわけでも酸っぱいわけでもなく、特にこれという味があるわけでもないのです。

薬効があるとする説もありますが(風邪、咳、喉や鼻のつまりなど)、本当かどうかはわかりません。

けれども、インド、南アフリカ、台湾などあちこちで漬物にされたり、ドライフルーツにされたりしています。

グンダが、なぜこれほどの地域で親しまれているのか、謎です。

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