インドに行かなくてもカレーは作れます。
ひとつめの理由は、通信販売が発達して、材料が入手しやすくなったこと。
ふたつめの理由は、レシピ本がたくさん出版されて、作り方の情報の入手が楽になったこと。
中でもおすすめのレシピ本を紹介します。
『ベンガル料理はおいしい』 石濱匡雄著 NUMABOOKS
おすすめのポイント
ヘビーローテーションになった2品がのっていること。
○分いためると書いてあったり「小さじ3」と書いてあったりツッコミどころは多くあります。
(いため時間は、鍋の材質、コンロの火力、気温など色々の理由があるから、あまりめやすにならないと思います。そして「小さじ3」は「大さじ1」ですね。)
けれども、簡単でおいしいのです!
ですので、我が家の食卓にはこの本からの料理がしょちゅうあがります。
特におすすめの2品はこちらです。
おすすめの料理
厚揚げのダルナ(45ページ)
パニールとよばれるカッテージチーズを厚揚げで代用したものです。
厚揚げといってもいろいろありますが、油揚げよりの「分厚い油揚げ」よりは「豆腐よりの厚揚げ」がおすすめです。
一度分厚い油揚げで作りましたが、いまいちの出来でした。
豆腐が木綿か絹かはお好みで。どちらでもおいしいです。
味の決め手は最後に加えるガラムマサラでしょうか。
これを作って以来、うちでは「厚揚げといったらカレー」になりました。
シラスと野菜の碗チョッチョリ(52ページ)
なにが嬉しいといって、レンジで楽に作れるのがありがたいです。
「シラス」とありますが、小魚ならなんでもできるでしょう。「小女子(コウナゴ)」で作ったこともあるし「コマイ」の干物でも作りました。コマイの場合はハサミで3つくらいに切っていれています。
乱暴な表現ですが「なにかしらの小魚とジャガイモをマスタードオイルとともにレンジで煮るもの」です。
魚の種類によって味の広がる、応用のきく一品です。
著者
石濱匡雄
シタール奏者/1979年、大阪府生まれ。15歳でインドの弦楽器シタールを習いはじめ97年渡印、モノジ・シャンカール氏に師事。在印中から様々なコンサート活動、帰国後もインド政府主催のイベント出演や数々のアーティストと共演するなど、国内外で幅広く活動している。また、インド在住経験を生かし現地の家庭料理の紹介、自身の番組でのラジオパーソナリティなど多彩な側面を持つ。
『ベンガル料理はおいしい』著者紹介より
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