この記事ではストウブブレイザー・ソテーパン(28cm)を徹底レビューしています。
ストウブブレイザー・ソテーパンがうちに来たのは2013年です。
以来、日々使いまくって感じたストウブブレイザー・ソテーパンについて、いいことも悪いこともレビューしていきます。
ストウブ(staub)とは
ストウブとはフランスのアルザス地方にある調理器具メーカーです。
フランシス・ストウブと、三ツ星シェフらの共同開発で生まれました。
黒い鋳物ホーローのピコ・ココット――蓋の裏のピコ(突起)が、素材から出る蒸気を再び水滴化し、ふっくらしっとり仕上げる仕組みのあるココット鍋――でよく知られています。
もとはシェフむけの鍋を作っていただけあり、使うと「シェフ気分」「プロ心地」が味わえ、たいていのものをおいしく調理できるブランドです。
ストウブ鋳物ホーロー鍋の特徴
ストウブ鋳物ホーロー鍋の特徴を説明します。
ストウブ社の生まれたアルザス地方はフランスですが、ドイツとの国境にあり、領有権が両国間で行き来したことのある地域です。
フランスとドイツ両方の影響がある地域性がストウブの鍋に感じられます。
使っていて思うのは、ドイツ的質実剛健さと、フランス的見た目のよさがうまく合致した鍋ということです。
フタが隙間無く閉まり、重量感のあるところがドイツ的、色が鮮やかで形の豊富なところがフランス的――
浅薄かもしれませんが、ストウブを10年以上使いながら私が思うことです。
「ブレイザー・ソテーパン」とは
ストウブ「ブレイザー・ソテーパン」の特徴を説明します。
広口で浅めの鍋にドーム型のフタのある、炒めて煮込むのに適したソテーパンです。
フタには「✓」の形をした突起がいくつもあり、食材からでた水分をキャッチして食材に落とす役割をしています。
現行品の突起は「✓」型をしていますが、2013年に私が手にしたブレイザー・ソテーパンは、ストウブ「ピコ・ココット」と同じ「・」の突起がついています。
「✓」のほうがより食材の水分をキャッチしやすく、食材に落としやすいのでしょうが、私は旧式「・」のストウブブレイザー・ソテーパンに特に不満がありません。
2013年以来、週に3日はストウブブレイザー・ソテーパンで料理をしています。
【調理レビュー】実際にブレイザー・ソテーパンで作った料理
ストウブブレイザー・ソテーパンで作った料理をご紹介します。
2013年以来ブレイザー・ソテーパンを私が愛用し、作りまくっている料理のごく一部です。
写真は私の腕がイマイチですが、ストウブソテーパンがよいので味はどれも最高です。
チキンとチーズとリンゴのオーブン焼き

チキンと、ある野菜の数々と、カマンベールなどのチーズ、リンゴを切って、ブレイザー・ソテーパンに入れ、オーブンで焼いたものです。
チキンには軽く塩コショウして、ブレイザー・ソテーパンには最初にオリーブ油をさっと垂らしただけですが、それだけでおいしい一品です。
食卓にはブレイザー・ソテーパンのまま出せばよいので、手軽で見栄えのよいメニューです。
グラタン

グラタンも見栄えのよい料理です。
通常は、鍋でまず調理して、器に入れてオーブンで焼く料理ですが、ブレイザー・ソテーパンは器に入れる手間が省けます。
ブレイザー・ソテーパンで料理して、そのままオーブンに入れればよいのです。
手間が省けるうえに見栄えもよいのですから、言うことがありません。
煮魚

洋風の料理だけではなく、和の料理もブレイザー・ソテーパンは得意です。
写真はサワラかサゴシを煮魚にしていますが、なんの魚でもおいしい煮魚になります。
いっしょにまるごと煮たピーマンも甘味が出てたいへんにおいしく、家族にも好評です。
一度、煮てみて以来、「ピーマンはこれに限る」と何度も煮魚に添えるようになりました。
ごぼうの梅煮

ごぼうと梅干をブレイザー・ソテーパンで煮ました。
「ごぼうは煮ると甘味が出る」と聞いて半信半疑だったのですが、本当に甘味が出ました。
ブレイザー・ソテーパンのフタの重さでより効果があったのかもしれません。
甘味の出たごぼうは驚くほどやわらかくなっていました。
牡蛎のカレー

和洋だけではなく、他の国の料理もブレイザー・ソテーパンは得意です。
我が家ではよくカレーを作るのですが、この日は牡蛎と冬瓜でレッドカレーを作りました。
レッドカレーはタイのカレーなので、アジアの料理といえましょう。
具材を炒めるのもカレーペーストと煮込むのもブレイザー・ソテーパンは得意で、牡蛎のプリプリしたカレーが作れました。
チキンと野菜のカレー

チキンと野菜のカレー、インド式カレーの「サグチキン」です。
具材を炒めるにも煮るのもブレイザー・ソテーパンは得意です。
冬の寒い時期に作ったので鍋の温度があがりにくく、炒めるのに時間は要しましたが、おいしいサグチキンになりました。
室温の下がる季節には、ストウブブレイザー・ソテーパンの温度が下がっているので、どうしても加熱に時間がかかります。
ブレイザー・ソテーパンのデメリットの一つに数えられることです。
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- 大きくて重い
- フタや持ち手が熱い
- ステンレスターナーが使えない
- メンテナンスが手間
- 冬は加熱に時間がかかる
ストウブブレイザー・ソテーパンのデメリットを紹介します。
「ブレイザー・ソテーパンの」というよりはストウブ(staub)社の鍋全体似共通するデメリットと言えます。
だいたい5つにまとめられるので、1つ1つ紹介します。
【デメリット①】大きくて重い
ストウブブレイザー・ソテーパンのデメリット1つ目は大きくて重いことです。
「ストウブは大きい」「ストウブは重い」と、見ただけで想像がつくし、使う人皆が口をそろえて言うことです。
実際、ストウブブレイザー・ソテーパン直径24cmは3.77kg、28cmは5.4kgします。
2lのペットボトル2本か2本強、生後1ヶ月の子供くらいの重量です。
調理前にストウブブレイザー・ソテーパンをコンロに据える時、調理後に洗う時には重さに一苦労します。
ですが、調理中にはストウブブレイザー・ソテーパンの重さは問題になりません。
鍋を振る必要のある調理法もあるでしょうが、両手に持ち手のあるストウブブレイザー・ソテーパンでは振る調理はそもそもしません。
大きすぎると感じるならばストウブブレイザー・ソテーパンは24cmを選びましょう。
出し入れする時と、洗う時には、ストウブブレイザー・ソテーパンは根性の要る重さです。
【デメリット②】フタや持ち手が熱い
デメリット2つ目は、ストウブブレイザー・ソテーパンのフタや持ち手が熱いことです。
フタのつまみや持ち手が木やプラスチックで作られている鍋があります。
ストウブブレイザー・ソテーパンはつまみも持ち手も金属なので、うっかり調理中に触れると熱く、やけどをします。
ストウブブレイザー・ソテーパンにはフキンや鍋つかみが必須なので、調理中は必ず手元に置きましょう。
すべてが金属で作られているので、ストウブブレイザー・ソテーパンは気兼ねなくオーブンに入れられます。
グラタンや、キッシュ、キャセロールなど、映えるオーブン料理が思いのままです。
【デメリット③】ステンレスターナーが使えない
3つ目のデメリットはストウブブレイザー・ソテーパンにはステンレスターナーが使えないことです。
フライ返しという方もいるかと思いますが、ステンレスなど金物製のターナー/フライ返しが使えません。
使う人もいるかもしれませんが、金属の鍋肌に金属の道具が触れることに抵抗があるので、私は主な道具を「木じゃくし」に変えました。
なかなか快適で満足していますが、ストウブブレイザー・ソテーパンにはきっとシリコン製も使えますね。
【デメリット④】メンテナンスが手間
ストウブブレイザー・ソテーパン4つ目のデメリットは、メンテナンスが手間なことです。
まず、使い始め、油を馴染ませる必要があります。
ブレイザー・ソテーパンを使った後は確実に水気を切り、油を馴染ませることが必要です。
面倒といえば面倒なのですが、ブレイザー・ソテーパンはこの手間が楽しいとも思えるのです。
ブレイザー・ソテーパンが次第に焦げ付きづらくなり、黒光りする鍋肌にツヤが見えてくると、よしよしと満足感を覚えます。
メンテナンスについては「面倒」ととるか「楽しい手間」ととるか、使う人次第といえるでしょう。
【デメリット⑤】冬は加熱に時間がかかる
最後5つ目のストウブブレイザー・ソテーパンのデメリットは、冬は加熱に時間のかかることです。
室温の下がる季節には、調理はじめのストウブブレイザー・ソテーパンの温度がどうしても下がっています。
たいていの料理は「鍋を十分にあたためること」が大切ですが、冬のブレイザー・ソテーパンはどうしても加熱に時間がかかります。
2013年からストウブブレイザー・ソテーパンを使っている私が、冬の料理をちょっと面倒に感じてしまう理由の一つです。
使ってわかったブレイザー・ソテーパンの魅力!4つのメリット
- 焼く煮る揚げるがどんとこい
- たいていの料理がおいしい
- 料理が楽しくなる
- 長く愛用できる
ストウブブレイザー・ソテーパンのメリットをお伝えします。
我が家に来たのは2013年6月、以来、週に5日はストウブブレイザー・ソテーパンを使って料理をしてきました。
10年以上ストウブブレイザー・ソテーパンを使って、よくよく感じるメリットを4つお伝えします。
【メリット①】焼く煮る揚げるがどんとこい
1つ目のメリットは、ストウブブレイザー・ソテーパンは焼く煮る揚げるがどんとこいということです。
焼く、煮る、揚げるなどの調理が、ストウブブレイザー・ソテーパンはどれも得意です。
焼いてから煮たり(煮込みハンバーグ)、揚げ焼きをしてから煮たり(魚のトマトソース煮)が、鍋を変えることなくできます。
【メリット②】たいていの料理がおいしい
ストウブブレイザー・ソテーパンの2つ目のメリットは、たいていの料理がおいしく作れることです。
ストウブだからと、つい洋風な料理を考えがちですが、ストウブブレイザー・ソテーパンでは和洋中どれでも調理できます。
ショウガをきかせた煮魚(和食)や、焼きそば(和食)、チャーハン(中華)はおいしいので、しばしば食卓に上ります。
グラタンはストウブブレイザー・ソテーパンで煮込んだら、その上にチーズやパン粉を乗せてオーブンに入れられるのです。
シチューなど鍋に深さが欲しい料理だけは不向きですが、ストウブブレイザー・ソテーパンではたいていの料理がおいしく作れます。
【メリット③】料理が楽しくなる
メリットの3つ目は、ストウブブレイザー・ソテーパンで料理が楽しくなることです。
たとえば料理をストウブブレイザー・ソテーパンのまま出せば、食卓がパッと華やかになります。
目にも楽しいその料理が食べてもおいしいのですから、家族も笑顔になります。
そうなれば、料理をする方も楽しくないはずありません。
「次はなにを作ろうかな」と、料理にもやる気が出るというものです。
【メリット④】長く愛用できる
4つ目のストウブブレイザー・ソテーパンのメリットは長く使えることです。
ストウブにする前、私はテフロン加工のフライパンを使っていました。
直径28センチで大きさは十分、ゴキゲンに2年ほど愛用していたのですが、ある日、フライパンの底面にゆがみを感じました。
我が家はIHコンロなので、底面がすべてIHパネルに着く必要があります。
底面がゆがんでいては、満足な加熱ができません。
「そういえばこびりつきも感じるようになった。テフロンも剥がれてきているのかな・・・・・・」
愛用の調理器具は相棒のようなもので、使えなくなるのは悲しいことです。
涙ながらに、そのテフロン加工のフライパンとはさようならしました。
ストウブブレイザー・ソテーパンにはそのような涙の別れがありません。
2013年6月から10年以上、ストウブブレイザー・ソテーパンはほぼコンロにのったまま、日々活躍してくれています。
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ストウブブレイザー・ソテーパン(28cm)を我が家では使っています。
家族は大人3人なので、ちょうどよいサイズ選択だったと思っています。
しかし、鍋の選択はかなり大きな賭だといえましょう。
数字で「5kg」と言われても、よくわかりません。
店で持って重さは確かめられたとしても、店頭と自分の家では大きさが違って見えます。
店では手頃な大きさだと思って買ったコップが、いざ自分の家で使ってみると大きかった/小さかったことが、私は何度かあります。
ましてや小さな買い物ではないストウブブレイザー・ソテーパンは、買ってから「大きい!」「重い!」と驚くわけにはいかないのです。
自分の家の台所で、ストウブブレイザー・ソテーパンをまずは試すことをおすすめします。
「やっぱり重いな」「調理の時は重くても気にならないな」「洗う時にはやっぱり重いな」「フタもコミの重さだからかそれほど重くはないな」「うちではもうひとつ小さいサイズでもよいな」・・・・・・
ストウブブレイザー・ソテーパンについては、使ってみて初めてわかることが多くあります。
ストウブブレイザー・ソテーパンのリアルな口コミを徹底調査!
ストウブブレイザー・ソテーパンについてのリアルな口コミを徹底調査し、まとめました。
デザインに関する口コミ、使い勝手に関する口コミにわけて紹介します。
デザインに関する口コミ

内側が黒いので食材が映える

色が良く、置くとキッチンや部屋が明るくなる

かわいいので見ているだけで気持ちがあがる
ストウブブレイザー・ソテーパンは色の選択肢が豊富なので、キッチンやダイニングの雰囲気に合わせて色が選べます。
デザインがよいので、料理をしない時でもインテリアのように楽しめます。
重みのある存在感の一目でストウブとわかる見た目で、料理を作るだけでなく使う喜びも感じられるアイテムです。
使い勝手に関する口コミ

熱伝導がよく、水を使わず調理ができるので味染みがよい

保温性が高く、早く煮えて美味しくなる

底が広いので、焼き面をカリッとさせやすい

野菜の甘みを感じる
ストウブブレイザー・ソテーパンは、高い熱伝導率で食材に均一な火入れができます。
重さによる抜群の安定感と焦げ付きにくい設計が、料理のプロから初心者にも好評です。
焼き面をカリッとさせたり、無水調理で野菜の甘みを感じたりと、料理をより楽しいものにしてくれます。
ストウブブレイザーソテーパンは保温性も高く、テーブルでの使用時にも料理が冷めにくい点が魅力的です。
ストウブブレイザー・ソテーパン(28cm)についてまとめ
- ストウブブレイザー・ソテーパンはたいていの料理がおいしくできる
- ストウブブレイザー・ソテーパンは鍋ごと食卓にあげて見栄えがする
- ストウブブレイザー・ソテーパンには5つのデメリットがある
- ストウブブレイザー・ソテーパンには4つのメリットがある
- ストウブブレイザー・ソテーパンはレンタルして自宅で使ってみるのがおすすめ
ストウブブレイザー・ソテーパンは2013年にうちに来て以来、ほとんどコンロに置きっぱなし、使いっぱなしの鍋です。
デメリットは5つもあるのですが、2013年からストウブブレイザー・ソテーパンを使っている私にはそれ以上に4つのメリットが大きいのです。
鍋の使い心地の本当のところは、自宅の台所で使ってみないとわかりません。
レンティオでストウブブレイザー・ソテーパンをまずは試してみることをおすすめします。

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