読書会はおすすめです。
本について話すのだろうと想像はしても、「うまく話せないかもしれない」「いじめられないかな」と不安に思っても無理はありません。
結論から言うと、たいていの読書会は新しい参加者を募集中です。
なぜなら、読書会はある程度の人数がいたほうが楽しく、また、会には新鮮味がほしいからです。
とはいえ、読書会への参加に不安を感じても無理はありません。
2016年から月に一度のある読書会に参加し続けている私レッサーが、読書会について説明します。
読書会とは?2つのタイプとその違いを解説
- 特定の本について語る
- 様々な本について語る
まずは読書会について説明します。
読んだ本について語り合うのが読書会ですが、大きく2つの種類にわけられます。
それぞれを紹介しましょう。
特定の本について語る
1つ目は「特定の本について語る」読書会です。
主催者が特定の本を指定するので、参加するには、まずその本を読む必要があります。
これのよいところは、テーマにした本を好きな人が集まるので、参加者同士が仲良くなりやすいこと。
その本についてはどこまでも深い話ができることです。
推理小説の犯人を語っても、恋愛小説の誰と誰がくっつくかを明かしても問題ありません。
思わぬ解釈、知らない読み方を知ることができるのも魅力です。
本が指定されているので、初めての人が参加しやすいのはこちらの形式でしょう。
様々な本について語る
2つ目は「様々な本について語る」読書会です。
私レッサーが参加しているのはこちらで、参加者が読んで面白かった本を紹介する形です。
これのよいところは、様々な本との出会いがあること。
たとえば私は画集などはほとんど縁がないのですが、参加者にアーティストがいると紹介されることがあり、すると画集を見るよい機会になります。
別の参加者に紹介された小説シリーズが、参加者複数のブームになったこともありました。
参加者同士が仲良くなり、長続きしやすいのがこちらの形式です。
読書会の注意点2つ
- 本との相性がある
- 人との相性がある
読書会はおすすめなのですが、注意したい点があるのも事実です。
注意というより、ちょっと頭に入れておいてほしい点を2つ紹介します。
本との相性がある
1つ目の注意点は、本との相性があるということです。
たとえば、小説について語りたい人が、ビジネス書メインの読書会に参加してしまっては、つまらないでしょう。
同じ小説でも、恋愛小説の好きな人が、SF小説がメインになっている読書会にいても、できることがありません。
興味のわかない本ばかりが出る会ではなく、語りたい本について語れる読書会を探しましょう。
人との相性がある
注意点の2つ目は、人との相性があることです。
私の参加する読書会にも、顔を見せたのは1度きりという人は何人かいます。
いっぽう、時々思い出したように現れ、その度に歓迎されている人もいます。
「気があう/あわない」はどうしてもあることなので、万一参加者があわないと感じたら、別の読書会を探すのがよいでしょう。
おすすめの理由3つ
- 本について語れる
- 知らない本と出会える
- 素の自分でいられる
読書会をおすすめする理由3つを紹介します。
私は2016年から読書会に参加し、途中行けない期間がありましたが、また参加したくなりました。
休んでいる間に私が実感し、人にも読書会をおすすめしたくなった理由3つを紹介します。
本について語れる
1つ目に読書会をおすすめの理由は、何よりも本について存分に語れることです。
読書というのは、している時は孤独なことですが、読んだ本について語れると急激に仲間が増えることでもあります。
夢中になった本について存分に語れ、それが熱心に聞かれるとは、なんともいえない楽しさがあります!
孤独な読書が孤独でなくなる、読書会はよい機会です。
知らない本と出会える
読書会をおすすめする理由の2つ目は、知らない本と出会えることです。
たとえば私はエッセイ本には興味がないのですが、それでも、読書会のテーブルにあれば手に取って眺めることがあります。
読んだ者同士が楽しそうに話しているのを見て、「いつかは読もうと思っている」とつぶやいた参加者もいました。
読まないかもしれないけれども、それまで縁のなかった本に出会えるのは、読書会の大きな魅力の1つです。
素の自分でいられる
最後3つ目に読書会をおすすめする理由は、素の自分でいられることです。
「○○さんのお母さん」「△△会社の部長」などと、大人になるとなかなか自身を認識される機会がありません。
読書会にかぎらず、趣味の集まりは、自分が自分として認識される数少ない機会です。
「あの本を読んだ人」「この本をおすすめする人」として、読書会は素の自分でいられる貴重な機会になります。
読書会がおすすめの理由さらに2つ
- コミュニケーション力が鍛えられる
- 婚活によい
読書会がおすすめの理由をさらに2つ紹介します。
そりゃ本が好きだったらおすすめでしょうという理由はもちろんです。
ですが、実は読書会には、こういう理由にもおすすめだということを紹介しましょう。
コミュニケーション力が鍛えられる
1つ目は、コミュニケーション力が鍛えられることです。
好きなものを好きと説明するのは、実はなかなか難しいことです。

・・・面白いから
悩んだ末に一言しか言えないことがよくあります。
「なぜ面白いのか」「どう面白いのか」うまく説明できるようになる、読書会はそのよい練習場所になります。
また、「なぜ面白いのか」「どう面白いのか」を、うまく聞いていく質問力も鍛えられます。
読書会はコミュニケーション力を鍛えるためにおすすめです。
婚活によい
意外かもしれませんが、婚活のためにもよいというのが、2つ目の理由です。
読書会というのは、日常よりもちょっと深いところで会話する面があるのではないかと思います。
なので、家庭のことや、健康のことなど、日頃では言いにくいことが不意に話題になったりします。
意外な本を読んでいたり、思わぬ読み方をしているのを知ることがあります。

実は私、子供のときにね・・・
参加している読書会で、初参加の人が言いにくいであろうおうちの事情を明かしたことがありました。
「一定の世代の男女が参加していること」という条件はありますが、深いところで会話できる読書会は婚活にかなりおすすめです。
読書会の参加の仕方
- 1読書会を探す
- 2参加申し込みをする
※本はかならず読んでおくこと
読書会の参加の仕方を説明します。
そんな読書会ですが、どのように参加すればよいのでしょうか。
簡単に説明しましょう。
読書会を探す
読書会の探し方を説明します。
たいていの読書会は新規メンバーを募集しています。
書店、図書館、地域のタウン誌などに案内があるので、チェックしましょう。
インターネットで「読書会」「〇〇(地域)」と検索するのはおすすめの方法です。
読書会に参加申し込みをする
参加申し込みの説明をします。
興味を惹かれる読書会を見つけたら、指定されている方法で参加申し込みをしましょう。
読書会によっては、聞くだけの参加を認めているところ、認めていないところがあります。
どちらにせよ、本を読んでから参加したほうが、はるかに楽しめます。
読書会についてまとめ
- 読書会には特定の本について語るものと、それぞれが語るものと2種類ある
- 読書会には、本との相性、人との相性がある
- 読書会は、本について大いに語れるなどのおすすめの理由が3つある
- 読書会は、コミュニケーション力を鍛えたり、婚活したりするにもおすすめである
読書会について、以上のことをお伝えしました。
私レッサーは、10年間、読書会に参加しており、初回から参加し続けている複数のメンバーがいます。
あなたにも気に入りの読書会が見つかり、毎回の参加が楽しみになるよう願っています。
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