カヤジャムを紹介します。
ススキのことをカヤともいいますね。
ススキのジャム・・・・・・?
ではなくて、ココナツペーストでした!
カヤ(KAYA)とはマレー語やインドネシア語で「豊かな、金持ちの」といった意味です。
材料に「卵」「パンダンジュース」などとありますが、味の想像がつきません。
食べてみた結果のアレコレをお伝えします!
- ズボラ主婦(50代)
- 「簡単」と書かれていても、ついもう1段階手抜きをする
- 今までで1番多く作った料理はカレー
- カレーは作るのも食べるのも好き
- 夫は全人類10%内にはいる辛いもの好き
カヤジャムってなに?
カヤジャムを紹介します。
カヤ(KAYA)とはマレー語やインドネシア語で「豊かな、金持ちの」といった意味です。
ススキの別名である「かや(茅、萱)」とはなんの関係もありませんでした。
シンガポールではこれをトーストにつけて「カヤトースト」として朝食でよく食べるそうです。
バターやマーガリンとともにホットサンドにして、半熟卵をつけて食べるそうですよ。
想像するになかなかのカロリーで、まさに「KAYA(豊かな)」ですね!
カヤジャムの原材料
砂糖、ココナッツミルク、全卵、パンダンジュース/増粘剤(加工デンプン)
カヤジャムの原材料を紹介します。
いきなり「砂糖」とありました。
原材料は量の多い順に書かれていますから、砂糖はココナッツミルクより多く使われているようです。
ではパンダンジュースとはなにでしょう?
パンダンリーフ(ニオイタコノキ、ランペ、バイトーイ)の葉の絞り汁です。
ではパンダンリーフとはなんでしょう?
東南アジアでカレー、ケーキ、茶、におい消し、などあらゆるところで多用されているハーブです。
甘い香りのため『東洋のバニラ』という名もあるそうですが、パンダンリーフは「そう言われるほど甘いかな?」というのが私の正直なところです。
パンダンリーフは「葉の幅が太いススキ」のような見た目をしています。
カヤジャムの見た目
カヤジャムの見た目を紹介します。
フタをあけると、写真のような見た目でした。
立ちのぼるのはココナツの香りで、私の鼻ではパンダンリーフの香りを嗅ぎ分けることはできませんでした。
見た目を表すわかりやすい表現は「こしあん」でしょう。
色からすると「サツマイモあん」のようでもありますが、とにかく「こしあん」です。
豆や芋をつぶしたような、微細なつぶつぶ感もありつつ、なめらかな触感をしています。
色こそ小豆あんとは違いますが、感触はあんパンやあんまん、まんじゅうなどのこしあんを想像すれば、間違いがありません。
カヤジャムとはどんな味?
カヤジャムの味を説明します。
甘いです。劇的に甘いわけではなくて、あんこと同じように、入れている砂糖の量で甘さがかわります。
塩辛さ、唐辛子の辛さは一切ありません。
酸っぱさ、油っぽさもありません。
卵、パンダンジュースの風味は、私の舌ではわかりませんでした。
味はココナツです。
サツマイモを使うとさつまあん、サクラを使うとさくらあんとすれば、カヤジャムは「ココナツあん」です。
カヤジャムのメリットデメリット
メリット | デメリット |
おいしい | 卵いり |
甘い(甘すぎない) | ベジタリアン対応ではない |
ハラール対応 | ヴィーガン対応ではない |
はまるとKAYAである |
カヤジャムのメリットデメリットをお伝えします。
「おいしい」というのがなによりのメリットでしょう。
甘いけれども甘すぎない、こしあんを思わせるなじみやすい、食べやすい甘さです。
ハラール対応なので、イスラム教徒ももちろん食べられます。
卵入りなので、ベジタリアンやヴィーガンの人にはおすすめできません。
さらに卵アレルギーのある人が食べられないのがデメリットでしょうか。
最後にあげるデメリット「はまるとKAYAである」というのは、はまって食べすぎてしまうと、体がKAYA(豊かに)なってしまうという意味です。
はまりがちなおいしい味、まるで「ココナツあん」――それがカヤジャムなのです。
カヤトーストとは?
カヤトーストについて説明します。
カヤジャムについて調べるうちに「カヤトースト」なるものを知りました。
シンガポールの名物料理だそうです。
カヤジャムを塗ったトーストで、主に朝食に食べるメニューといいます。
けれども、さすが「KAYA」だけあって、これだけではすまないのですね。
薄切りのトーストにカヤジャムと、バターやマーガリンを挟んで食べるのだそうです。
「塗って」ではありません、バターやマーガリンを「挟んで」です。
写真を見ればバターやマーガリンらしきものが挟まれています。
さらには、半熟卵をつけて食べるのだとか。
半熟卵には甘みの強い醤油がかけられるそうです。
味の想像があまりつかないのですが、はまる人は大いにはまる味らしいです。
断言できるのは、カヤトーストはなるほどKAYA(豊かな)ということです。
シンガポールまで行かなくても、日本で食べられるところが1カ所ありました。
ヤクンカヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)
東京国際フォーラム店
月~日 8:00~20:00
(ラストオーダー 19:00)
シンガポール発祥のカヤトースト専門店です。
お近くの方はどうぞお試しください。
カヤジャムは輸入禁止?
カヤジャムが輸入禁止だったという話について説明します。
リサーチする間に、カヤジャムが輸入禁止だったという話を知りました。
カヤジャムの主な輸出国はシンガポールですが、シンガポールの「家畜伝染病予防法」に触れていたからだそうです。
原材料のなにかがどうかしてシンガポールの法律に触れたのでしょう。
2024年7月現在、調べた限りわかりませんでした。わかり次第追記します。
ともあれ、シンガポールの法律が理由ということは「輸入禁止」ではなく「輸出禁止」だったのではないでしょうか?
2024年現在では、なんの問題もなく日本で購入できます。
カヤジャムはどこで買う?
カヤジャムがどこで買えるかについて説明します。
カルディーなど輸入食材店、成城石井などの実店舗で買えます。
手軽なのは楽天、Amazonなどの通信販売でしょう。
バターやマーガリンを挟まなくても、卵を足さなくても、充分においしいジャムです。
ココナツ風味のつまり「こしあん」です。
ココナツ味ですから夏によりおいしく感じるかもしれません。
カヤジャムをぜひお試しください。
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